ニュースリリースnews release

2014.11.04

メディアドゥ、慶應義塾大学メディアセンター(図書館)と国内初となるOverDrive電子図書館システムの実証実験を開始

株式会社メディアドゥ(東証マザーズ3678、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田恭嗣、以下メディアドゥ)は、慶應義塾大学メディアセンター(図書館)と協同で、国内では初となるOverDrive電子図書館システムの実証実験を開始いたします。

メディアドゥは本年5月に電子図書館プラットフォーム世界最大手の米国OverDrive,Inc.と戦略的業務提携を発表し、国内の公共、大学、学校図書館向けの電子図書館サービスを提供する準備を進めて参りましたが、この度11月5日から来年の3月31日までの期間で、出版社各社の協力の下、慶應義塾大学メディアセンターと協同での実証実験を開始いたします。

本実験では、慶應義塾大学メディアセンターの蔵書検索システム及び共通認証システムとOverDriveの電子図書館システムをシームレスに連携させるシステム検証を実施いたします。また、学術書を含めた国内外の電子書籍コンテンツを用意し、検索から閲覧までの導線の確認や日本語ビューアの評価・検証を行い、電子図書館システムが大学図書館で利用される際の課題を調査いたします。
コンテンツ面では、米国の大手出版社HarperCollins Publishers Ltd.、Macmillan Publishers、Random House, Inc.、Simon & Schusterや、国内では慶應義塾大学出版会、ポット出版など、図書館での利用が期待される出版社からコンテンツ提供を受けて開始し、期間中には更に参加出版社を増やしていくことを予定しております。

メディアドゥでは、OverDriveのプラットフォームと慶應義塾大学メディアセンターの共通認証システムを接続することにより、今後同じ認証方式を採用している国内約80以上の大学機関との速やかな連携が可能になることや、図書館が利用する蔵書検索システムとの連携を実現することなど、今回の実験によって得られる実例や様々な情報を元に、来年4月からの本格的な電子図書館システムの運用開始に向けたサービス機能の改善・拡充を進めて参ります。

メディアドゥは、「著作物のデジタル流通」を事業コンセプトとして、「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」ことで著作物の健全な創造サイクルを実現することを目指しております。今後、電子書店による「販売」中心のビジネスモデルから、電子図書館における「貸出」を実現することによって、より多くのユーザーが著作物に触れていく機会を創出するとともに、国内図書館の電子書籍展開を積極的に支援して参ります。

本リリースに関する問い合わせ先

株式会社メディアドゥ 広報担当:戸張(とばり)/大坂(おおさか)
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル 5F
E-mail:contact@mediado.jp

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