当社の事業について

About Our Business

事業の概況

当社は「著作物のデジタル流通」を事業コンセプトとして、「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」ことで著作物の健全な創造サイクルを実現することを目指しております。著作権法第一条にある『著作物は文化の発展に寄与』、『著作物の利用と保護の調和』を第一義に、デジタル化された数多くの著作物をより多くの人に届け、その利用における適正な対価を著作者に還元し、また新たな著作物が創造されるよう”著作物の健全な創造サイクル”の一翼を担うことを目的に事業を行っております。

著作権法 第一章 総則 第一節 通則 第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

当社では、主にスマートフォン及びタブレット端末、フィーチャーフォン等のモバイル端末向けに「電子書籍事業」、「音楽・映像事業」、「ゲーム事業」としてデジタルコンテンツの流通事業を展開しております。特に「電子書籍事業」については、電子書籍市場の成長とともに売上構成比率も高くなってきており、現在は当社の中核事業となってきております。

全体売上


事業系統図


事業の内容

1.電子書籍事業

当社の電子書籍事業は、出版社等のコンテンツホルダーから電子書籍コンテンツを預かり、システムを介してクライアントの電子書店向けに取り次いだり、自社運営の電子書店で販売する等、事業者向け、個人向けに関わらず、幅広く電子書籍流通を推進しております。
当事業では、自社開発のシステムソリューションである「CAS/コンテンツエージェンシーシステム」が事業の中核を担っており、「CAS」は、電子書籍コンテンツの配信を担う「md−dc」と、電子書籍ストアを簡易に構築できるCMSの「MDCMS」で構成されております。
同システムを活用し事業展開するサービス形態としては、1.電子書籍配信を実現するためのシステムを提供する「プラットフォーム提供」、2.電子書籍コンテンツの取次販売を行う「ディストリビューション」、3.パートナー企業とともに電子書店を共同で運営しレベニューシェアを行う「アライアンス」、4.自社で電子書店を運営する「ストア運営」となっております。
1〜3の事業者向けのサービスとしては、電子書籍コンテンツ、電子書籍配信システム、電子書籍ストアシステム、電子書店運営ノウハウをパッケージで提供しており、クライアントからの様々なニーズに1社で対応することを可能にしております。

2.音楽・映像事業

当社の音楽・映像事業は、主に、国内の大手モバイルキャリア向けに、音楽・映像・待受/きせかえ等のコンテンツを配信する自社サイトの運営を行っております。

3.ゲーム事業

当社のゲーム事業は、出版社等のコンテンツホルダーから、コミック等のストーリーとキャラクターの二次利用権を獲得し、同キャラクターをもとにしたソーシャルゲームを開発・運営しています。主にSNSプラットフォーム上でのサービス展開を行っております。


電子書籍事業の特徴

CAS(コンテンツエージェンシーシステム)

当社の「CAS」では、コンテンツホルダーにコンテンツを配信・管理する仕組みを提供する配信エンジン「md−dc」と、コンテンツプロバイダーにコンテンツを管理するデータベースとサイトを構築・管理するシステム「MDCMS」の2つのシステムで構成されております。

アライアンス電子書店

当社は、自社の独自の顧客ターゲットやブランドを持つパートナー企業とアライアンス電子書店を共同で事業展開し、レベニューシェアで収益を得る事業モデルを展開しております。当社の電子書籍ソリューションや電子書店運営ノウハウと、パートナー企業のマーケティング力を合わせることで、競争力の高い電子書店を構築することを可能にしております。


当社の今後の取り組み

1.システム技術の強化

当社は、スマートフォン等の新たなデバイスに対応したサービスの拡大やデータ量の増加に合わせたシステムの安定稼働のための対策、新しい技術の積極的な導入等、現行サービスの改善とともに中長期的視野に立ったシステム強化に取り組んでまいります。また、今後、電子書籍の流通がよりオープンになっていくことを想定し、電子書籍流通プラットフォームとして競争力のあるシステムを構築していきたいと考えております。

※「Online to Offline」の略。オンラインとオフラインの購買活動が連携し合う、またはオンラインでの活動が実店舗などでの購買に影響することをいいます。


2.事業の基盤強化

A.コンテンツライナップの強化
当社の継続的な成長のためには、商材としての知名度が高く人気のある電子書籍コンテンツを獲得するとともに、今まで取扱いができなかったコンテンツを獲得し、電子書籍タイトルを拡充していくことが不可欠であると捉えております。

B.電子書籍流通網の拡大
電子書籍事業においては、コンテンツ確保と連動した電子書籍流通網の拡大は基盤強化のための重要な課題の一つであります。自社電子書店展開や既存の取引電子書店への電子書籍コンテンツの販売量の拡大や、顧客企業と共同で事業展開を行うアライアンス型の電子書店の立ち上げと独占的なコンテンツ供給による新たな販売網の構築を図ることで、電子書籍流通網の拡大に努めてまいります。

C.将来に向けた研究開発・新規事業について
当社が事業を展開する業界においては、ボーダレス化の加速や競合企業の台頭など、市場環境は常に変化しており、今後も変化の激しい事業環境になることが想定されます。今後、当社の中長期の競争力確保につながる研究開発及びノウハウの蓄積を積極的且つ継続的に行うとともに、海外事業展開への対応、新規事業開発にも取り組んでまいります。


3.優秀な人材の確保

優秀な人材を惹きつけられるように、社内教育制度の整備、福利厚生の充実を図っていくとともに、業界での存在感をさらに高め、会社の魅力を訴求していくことで採用強化につなげたいと考えております。


4.知的財産権について

第三者の知的財産権を侵害することのないよう知的財産権への理解をさらに深め、管理体制の強化に努めてまいります。


5.内部管理体制の強化

従業員に対し業務フローやコンプライアンス等を周知徹底させ、内部管理体制の強化をするとともに、業務の有効性、効率性及び適正性の確保に努めてまいります。