To shareholders

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 藤田恭嗣

株主の皆様には平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

この度当社は、2017年9月1日をもって、株式会社メディアドゥから株式会社メディアドゥホールディングスとなり、持株会社体制へと移行いたしました。
これまでの株式会社メディアドゥが担ってきた電子書籍取次事業や電子図書館事業は、株式会社メディアドゥホールディングスの100%子会社として本日新設される株式会社メディアドゥが継承するになります。

株式会社メディアドゥホールディングスは、株式会社メディアドゥをはじめ、6月に完全子会社化した株式会社出版デジタル機構など、連結子会社8社、持分方適用会社4社の合計12社を束ねる持株会社として、グループ戦略機能及び各グループ会社の管理機能を担い、引き続き上場企業として企業価値の最大化を目指し、グループ全体の事業を統括していきます。

国内の電子出版市場は依然として急成長を続けており、2020年には3,480億円規模に到達することが予測されています。東京オリンピックも控え、日本が世界中から注目を集める中、海外の方が日本文化に触れる機会も増えると思われ、日本のコンテンツには大きな期待が寄せられ、市場はさらなる盛況を迎える可能性を持っています。
しかしながら、海賊版やライセンス、翻訳等の問題から、国内コンテンツの電子書籍配信による世界市場での普及については、まだまだ発展途上にあるものと思われます。

当社としては、このような市場環境に対応すべく、迅速・果断な意思決定による創造的事業展開と、持続的成長を促す事業理念に基づいた事業戦略を推進するため、持株会社体制に移行し、以下の3つを重点的に推進していきます。

(1)グループ戦略機能の強化
当社グループの全体戦略と、各グループ会社の事業領域における業務執行の意思決定を分離することにより、当社グループ全体の経営効率の向上と意思決定スピードの向上を実現させていきます。また、M&Aを含む新規事業展開、次世代テクノロジーの研究開発のための機能やグループ内経営資源の配分を最適化するための機能を強化することで、統合的なグループ戦略の実現を推進していきます。

(2)グループ各社における創造的事業展開の推進
グループ各社に権限と責任を委譲することにより、意思決定の迅速化を図るとともに、市場環境にマッチした事業戦略やチャレンジを実行する組織体制を構築し、現場からの新しい「価値創造」によって、グループ全体の成長を牽引してまいります。

(3)優秀な人材の確保・育成
当社グループの成長においては優秀な人材の確保・育成は重要な課題であります。持株会社体制に移行することによって経営責任の明確になったグループ各社においては、専門的スキルを持った人材の確保とともに、経営推進のためのリーダー人材の確保・育成を推進していきます。グループ各社の経営実践の中から、今後の成長戦略を実現するために必要な次世代リーダーを、グループ全体として確保・育成していきたいと考えております。

私たちは今後、「メディアドゥグループ」としての意思統一を図り、経営統合によるシナジーの最大化に大いに取り組むことで、よりダイナミックな展開ができるよう進めていきたいと考えておりますので、株主の皆様には引き続きご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長兼グループCEO 藤田 恭嗣