株式会社メディアドゥ（以下、メディアドゥ）は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（東京本社：東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO：増田宗昭、以下CCC） と、電子書籍コンテンツの調達及びプライベートブランドコンテンツの開発等を目的として業務提携することを決定しました。業務提携とあわせて、両社の信頼・協力関係を強固なものとするため、CCCと資本提携もいたしました。

CCCは、フランチャイズ展開するTSUTAYAで書籍・雑誌を販売するほか、運営するサイト「TSUTAYA online」で書籍のほかエンターテインメントコンテンツ全般のインターネット通販を行っています。また、2010年12月10日からは、株式会社シャープとの合弁会社で、子会社である株式会社TSUTAYA GALAPAGOS（本社：東京都渋谷区：代表取締役社長　中村利江）が運営するコンテンツストア「TSUTAYA　GALAPAGOS」を通じてメディアタブレット「GALAPAGOS」向けに電子書籍の配信サービスを開始しています。

今回の提携は、電子書籍コンテンツ配信サービスの拡大普及に向けて、メディアドゥが提供している出版社と配信事業者の間でコンテンツを取り次ぐサービスと、こうしたコンテンツの配信に最適化したプラットフォームである「コンテンツエージェンシーシステム」（以下、CAS）をCCCのサービスと連携するもので、両社にとってコンテンツ供給力および販路拡大、更なる事業成長を見込むものであります。

またCCCとメディアドゥは出版社と協力し、TSUTAYAならではのプライベートブランド（PB）コンテンツの開発を手がけ、電子書籍分野おける顧客価値の高いオリジナル商品の開発・提供を行うことを予定しています。

コンテンツエージェンシーシステム（CAS）について

自社開発のデジタルコンテンツ配信システムプラットフォームである「コンテンツエージェンシーシステム（以下：CAS）」は、コンテンツ配信サービス事業者向けにサービス展開をしています。CASは著作物のデジタルコンテンツ配信において、極めて複雑な権利処理に加え、コンテンツのデジタル化・集計・決済・集客を一元管理できるシステムです。株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが開始した「ドコモマーケットブックストア」や、ソフトバンク モバイル株式会社が開始した「ソフトバンク ブックストア」における電子書籍配信システムに採用されるなど、プラットフォームシステムとしての性能を高く評価されています。