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従来比3倍のパフォーマンスと高い拡張性を実現した新電子書籍システムを pixivコミック、マンガ BANG!へ提供開始


株式会社メディアドゥホールディングス(東証第一部 3678、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣)の子会社、株式会社メディアドゥ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新名 新、以下メディアドゥ)は、クラウドを活用した新電子書籍流通システム(以下、新システム)の開発が完了し、このたび第一弾として、成長著しい重要書店である「pixivコミック」、「マンガBANG!」への提供を開始いたしましたのでお知らせいたします。2019年度中には、メディアドゥとシステムを連携しているほぼすべての電子書店において新システムへの移管が完了する予定です。

新システムの特長は、以下の3点です。

  1. 新システムは全てアマゾン ウェブ サービス(以下AWS) ※1 上で構築され、クラウドを活用しています。従来のオンプレミス(自社運営)からクラウドへ切り替えたことにより、可用性と冗長性が高まり、システムの稼働率上昇および障害・災害発生時の耐久性を兼ね備えた環境が整いました。AWSは多種多様な機能を持つ世界中で活用されているサービスであり、当社が現在検証を重ねているブロックチェーン技術の利用や海外展開にも最適であることから、全社的に導入を進めています。
  2. 従来のシステムよりも高いデータ処理能力を有しており、従来の約3倍となる20万アクセス/秒 ※2 に対応できることが当社検証で確認されているうえ、必要に応じて処理能力を更に増大することも可能です。また、従来のシステムでは数百時間を要していた処理が、当社比約100倍の速度=数時間まで短縮されることが確認できています。
  3. 機能面での拡張性に優れており、従来のシステムよりも充実した書誌データ ※3 を有していることに加え、作品にまつわるメタデータも必要に応じて追加しやすくなるため、より高度なマーケティングデータの提供が可能となります。

新システムが持つこれらの特長は電子書店自体への好影響のみならず、出版社・電子書店および当社従業員の大幅な業務効率化および人為的な事故の未然防止にも貢献し、各方面で抱えているさまざまな不安を安心に変えられることが大きなメリットです。

現在の電子書籍市場の規模は2,550億円まで拡大しており、ユーザーの認知度向上や電子書籍の利便性向上にともない、今後も市場は拡大が継続することが見込まれており、2022年度には3,495億円になるものと予想されております(出所:「電子書籍ビジネス調査報告書2018」インプレス総合研究所)。市場の拡大とともに電子書籍コンテンツは提供形式が多様化しており、電子マンガは従来の巻単位の配信だけでなく、話単位での配信などが台頭しました。
こうした市場環境のもと、当社子会社であるメディアドゥは電子書籍の流通シェアが37% ※4 まで拡大し、電子書籍取次の最大手まで成長しています。

メディアドゥグループは、業界全体の更なる発展を見据え、新システムを取引先全ての電子書店に導入することを推進し、電子書籍市場の一層の拡大に貢献してまいります。そして、電子書籍流通全体を支える存在”Publishing Platformer”へ成長していくことにより、出版市場の拡大に貢献してまいります。


  1. アマゾン ウェブサービス、AWSは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
  2. メディアドゥの旧システム「md-dc」は、7万アクセス/秒に対応(メディアドゥ調べ)
  3. 著者名や書名、発行所、発行年、ISBNなど、本を識別するために必要なデータ
  4. 当社流通総額は2018年2月期 710億円、2019年2月期 950億円。電子書籍市場規模はインプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2018」に基づき、2017年度実績 2,241億円、2018年度予想 2,550億円として試算。