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<インタビュー>展示会プロジェクトを成功させた若手ふたり。苦労と努力の日々を振り返って


2018年4月、メディアドゥグループは「第2回 AI・人工知能EXPO」に出展し、そのブースは多くの方であふれていました。実はこのブース展示を担当したのは、入社1年目(アサイン当時)の若手社員だったのです。展示会から半年が経過した今、改めて当時を振り返ってもらいました。


株式会社メディアドゥ
アライアンス事業部アライアンス事業課 辻仲宏紀 (右)
コンテンツマーケティング本部 事業戦略室 若松幸


プレゼンで興味を喚起→自然と展示コーナーに足が向くよう工夫されたブース設計

辻仲(以下、T):客観的に見ても、弊社のブースは非常に多くの方にお越しいただけたと思います。3日間で1800枚以上の名刺を頂戴することができ、その後の具体的な商談にも繋がりました。

まず、様々な展示会の視察に行くところから、私たちの活動はスタートしました。展示内容は、当時メディアドゥが徳島県との実証実験をはじめようとしていた「音声自動文字起こし・AI要約サービス(現:Smart書記)」をメインとしたものです。展示の具体的なイメージを持ちながら視察を重ね、人の流れを徹底的に観察しました。その上で考えたメディアドゥブースの形は、通路側にプレゼンエリア、奥に展示エリアを設置するというもの。人通りが最も多い位置でプレゼンを行いまず足を止めてもらうという戦略ですが、これはかなり効果があったと感じています。プレゼンエリアの位置が違ったら、これほど多くの方に立ち寄ってもらえなかったのではないでしょうか。

多様なテーマの展示会を視察する中で感じたのは、AI関連の展示会は他に比べて圧倒的に来場者数が多いということです。そのため、「AI・人工知能EXPO」展への出展を決めた初期の段階で、ある程度手ごたえを感じていました。


通路側にプレゼンスペースを設けることで、プレゼンに興味を持ったお客様を奥の展示エリアに誘導する設計になっている、メディアドゥグループのブース


つたなくても、自社の魅力を伝えたいという気持ちの伝わるプレゼンを実施

若松(以下、W):プレゼン自体も、いかに来場者に興味を持っていただくかという点に工夫を凝らしました。他社と異なり、弊社では新卒1年目、2年目の社員が交代でプレゼンを行ったのです。きれいにまとめられた一般的なプレゼンとは違ってつたない部分も多々ありましたが、自社の魅力を自分の言葉で一生懸命発信する姿に共感くださった方は少なくなかったのではないでしょうか。絶え間なく行われたプレゼンで展示内容を紹介したのも印象的だったのか、プレゼンを聞いてくださった方の多くがそのままブースに立ち寄り、実際にサービスを体験してくださいました。

もちろん、展示の仕方も工夫しました。AI関連の展示会の視察で他社のサービスや展示の仕方を研究し、最もインパクトを出せる方法を考え、デモ機やモニターを設置しました。このとき展示したAI要約サービスは、現在実際に徳島県に導入されています。


※Smart書記は2018年10月より徳島県庁で本格導入されました。
プレスリリース:2018年10月15日「メディアドゥ開発の音声自動文字起こし・AI要約サービス「Smart書記」が徳島県庁で本格運用開始」 

動画:音声が自動で文字起こしされる様子 



上部にディスプレイを設置、円形のカウンターで内側からも外側からもスタッフが対応できる作りを採用。モニターでのデモンストレーションを多くの方にご覧いただくことができた。


入社してたった3ヶ月で立候補。「当初は到底できると思えなかった」

T:展示会は2018年4月でしたが、担当としてアサインされたのは前の年の6月でした。「コンテンツEXPO東京」に出展していた弊社のブースの手伝いに行ったときです。最終日の作業が終わったあと、来年の担当者を決めることになり、私たち二人が立候補しました。入社してまだ3ヶ月でした。展示会から学ぶことが非常に多いということで、弊社では毎年新卒が展示会を担当するようになっているのです。

W:立候補したものの、正直に言うとあまり自信はありませんでした。社会人になったばかりの自分たちに本当にできるのだろうかと。展示会の準備に追われる先輩たちの姿を目の当たりにしたばかりだったので、自分に同じことができるとは到底思えなかったのです。しかし、入社したばかりでこんなに大きなプロジェクトを任せてもらえることなんて、そうあることではありません。
それに、先輩たちの手伝いをすることで、だんだん形になっていくことで得られる充実感、展示会当日の達成感を味わうこともできました。自分の力でこの感覚をつかみたい、せっかくのチャンスは生かしたいと思い切って手を挙げました。


企画が通らない、スケジュールが遅れてしまう、考えることでしか前に進めない

W:会社に戻るとすぐに作業に取り掛かりました。昨年の資料をもとに整理したタスクはなんと300以上。スケジュール通りに進めていくことだけ考えても逃げ出したくなるほど膨大に思えました。しかも、通常業務と並行して進めていかなければならないのです。

中でも特に大変だったのが出展のテーマ決めです。私たちで案を作って社長にプレゼンするという形で進めていたのですが、提案しては「わかりづらい」と戻される、の繰り返し。何度も何度も社長室に足を運びました。
私たちは何を伝えたいのか、どのように表現したらそれが伝わるのか。私たちが提案するフレーズは左脳的で、直観的な理解が難しいものばかりでした。先輩やプロダクトの担当者、同期の仲間などたくさんの人に相談し、アドバイスをもらいながら考え抜いて最後にたどり着いたのが、「AI要約で文字をもっと身近に」というフレーズです。
初期の案の一つ、「音声文字起こしからAI要約で文字情報を最適化する」と比較すると、その違いは明らかです。

T:テーマ決めに限らず、周囲の人を巻き込むことの重要性を痛感しました。スケジュール通りにうまく進めていくためには、関係者の協力が必要不可欠です。私たちの意図を分かりやすく伝えること、手伝ってあげようと思ってもらえるような人間関係を構築することがベースにないとうまくいかないということを、何度もつまずきながら覚えていったように思います。
また、企画を承認してもらえないと物事は何も進みません。今思うと、はじめの頃は先輩たちに言われたとおりに作ったものを提出するだけだったように思います。アドバイスの裏にある真の意図がくみ取れないことも多く、何度も何度もやり直すはめになってしまうという負のスパイラルにはまってしまい、焦る気持ちだけが募っていく、そんな状況だったことを今でも思い出します。
「指示通りにやるのではない、『自分たちがどう考えるのか』の方が大切なのだ」と思うようになってから、物事が少しずつ動きはじめました。周囲の人からいただく意見に、どうやって私たちの+αの価値を付加して返していくのか、そのためにたくさん考えました。やりがいを感じ、楽しくなってきたのはこの頃からです。


若手社員が懸命に話すプレゼンエリアには、何度も考えた「AI要約で文字をもっと身近に」の文字が


物事に取り組む姿勢が変化したのが一番の収穫

W:今振り返ると、やり抜くこと、考え抜くことを常に意識していたな、と思い出します。「これでいいだろう」と思うことも何度もありましたが、一度立ち止まって、まだ他にできることがあるはずだと考えるようになりました。できることはすべてやるという姿勢で物事に取り組めるようになったと思っています。

T:入社1年目でこんなに大きなプロジェクトを任せてもらったことにとても価値があると考えています。大変なこともたくさんありましたが、それ以上に自分が学べることが多かったと実感しています。MVPとして表彰いただき、成果をきちんと評価してもらえるメディアドゥグループの環境にもとても感謝しています。